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Archive for the ‘摂生’ Category

夫陰陽之氣.清靜則生化治

春夏秋冬、四季の移り変わりは天の恵み
様々な形で私達を養い育ててくれる。
そんな天(自然)ではあるが、
時として荒れ狂い私達へ過酷な試練を及ぼすこともある。
天候の乱れは、その大小にかかわらず、
私達の健康に大いに影響を及ぼしている。
天恵に浴している私達は、自然の変化に自ずから敏感にならざるを得ない。

聖人日避虚邪之道

聖人は、日々養生を怠らないだけでなく、

自分に危害を与えるようなものに、近づくことはしない。
石や矢が飛んできている処に、あえて迎え行くだろうか。
これは、邪気から身を守る要諦である。

惟賢人上配天以養頭.

愚者は常に天地の惠みに浴していながら、それに背くものである。
ただ賢者のみは専ら天地人の三才の惠みに感謝し

日々その恩に報いている。

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身体は両親を縁として得られた天地の恵みであり、

養生することは、それに応える報恩となる。
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上は天の淸陽を取り込み頭を常に晴れ晴れとし。
下は大地によって足を鍛錬し、
中は心身の活動や飲食など諸々の営みにより五臓を養う。

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身体を三部に分けての養生は、

これ、賢者の養生なり。

蒼天之氣清淨.則志意治

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●天地人これを三才という。

人は天地の恵みを大いに受けてその役目を全うする。

天から降り注ぐ清浄なる働きかけは、

その人らしさを発揮する原動力となる。

たとえ内外に賊邪が跋扈していようとも、恐るるに足らず。

●故に聖人は、天地間の法に従い偉業を成し遂げ得るのだ。

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●天地の惠みに浴せざれば、

内に通じる九の穴は塞がり外を護る皮膚筋肉は固くなる。

これでは聖人でさえ、その働きを充分に発揮すること難しい。
せっかくの生命を賜りながらそれを自ら傷つけることになってしまう。

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●聖人は天地の恵みに大いに浴している。
筋脈が調和し骨髄は丈夫で氣血はその宜しきに従えばこそ

身体の内外がよく調い邪に侵されることがない。
耳目聡明で健康な状態を維持できるのだ。

 

飲食自倍、腸胃乃傷

飲食は飢渇をやめんためなれば、飢渇だにやみなば其上にむさぼらず、ほしゐままにすべからず

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物事には、いづれも適量というものがある。
過ぎるも行かず、不足も行かず。

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飲食においても然り。

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過食は、胃腸に負担となり
続けば体を損なうことになる。

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くれぐれも、食べ過ぎには用心されよ。

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貝原益軒の養生訓に曰く
飲食は、飢渇(飢え・のどの渇き)を止めるため。
よって飢渇さえ止まれば
それ以上は、むさぼらないように。
欲をほしいままにせぬように。

平成辛卯年 大雪